世界にひとつだけの華・NY編


12月27日(金)
期せずしてこのサイトがワールドワイドな広がりを見せているなか、ニューヨーク在住のつかさ嬢(21歳)とタイ在住の求道者氏(29歳)が正月休みで帰国するとのことだったので、このサイトの常連を引き合わせる会が催された。
先々週あたりにオフ会をやったような気がするが、懲りもせずまたオフ会である。学生時代の友人たちとだってこんな頻繁には会わないぞ、という気もしたが、まあ毎回毎回無駄な盛り上がりを見せているので、良しとしよう。
参加メンバーは、女性二人、男性八人の合計十人だったと思うが、もう忘れたので他のメンバーは省略する。

待ち合わせ時間が来て、まずは、つかさ嬢が待ち合わせ場所に現れた。
しかし、その瞬間男たちはど肝を抜かれた。
つかさ嬢の衣服の胸の部分が、魔のバミューダトライアングルも真っ青の三角形を描いていたのだ。いつ吸い込まれてもおかしくない状況だ。
しかもだ。どう考えてもブラジャーの紐すらも見えないというのはおかしいほどの露出だったので、この不可解な視覚の疑問に答えを見出すべく、

ひょっとしてあれですか?

と、尋ねると、つかさ嬢はいとも簡単に、

うん。ノーブラだよ。

と、答えた。

サンキュー!!!ジョージ!!!!!

俺は嬉しくて、架空のジョージを作り出して感謝の言葉を叫んだ。
人類が目指すノーから始まるスローガンと言えば、
「ノーモア・ヒロシマ」に「ノーミュージック・ノーライフ」(?)などであるが、それに続く謳い文句で言えるであろう。「ノーブラジャー」
それにしても、この寒い冬の真っ只中に、「これでもか!」というくらいに激しい谷間の自己主張である。
俺は、思った。

フリーセックス、フリードラッグの国から、痴女が来た。

と。
俺は、調子に乗って、

ちょっくら、ごめんなすって。

と、江戸っ子を気取って、つかさ嬢の服を指でつまみ下ろして、中の宝石を見ようとした。
しかし、その瞬間俺の差し出した手の甲を、つかさの手の平がピシャリと叩いた。

それはダメでしょ。

と優しく叱るつかさは当然過ぎる反応だが、そのとき、俺の耳元に聞きなれない声で誰かが囁いたのを聞き逃さなかった。

欲張りません。勝つまでは。

はっとして、振り返ると誰もいない。
今にして思えば、太平洋戦争で死んだ祖先が贅沢すぎる俺を戒めるため、霊となって囁いてくれたのではないだろうか。(ないだろうね)
続く。

注・実際のつかさは痴女ではありません。

 

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